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漢字   

漢字には、実は秘められた意味があるそうです。
例えば、「道」と云う字。
これは、異民族の首を携えて、外動に通じる道を進む事、すなわち除道(道を祓い清める事)の行為をいうものだそうです。
道の先には、異民族と異国の神があり、自国を脅かす脅威なんです。ですので、道はとても恐ろしいものなんですね。
だから、異民族の首をもつ事で、祓い清める呪をこめたのだそうです。
これは、白川静先生の「字統」によるものです。

昨今、さる方から、時期アメリカ大統領は軍需産業あたりから圧力を受けて、戦時大統領になるのではないかという、おそろしい予測をうかがう機会がありました。
モノ作りから、金融テクノロジーに力点を移したアメリカが、破綻した状態を打開する為に、中東のある国をけしかけて、戦争を起こすのではないかというのです。
まさに、異民族の首をもって、道を開こうとする行為が行われるかもしれないというのです。

僕らもなんとか、僕らの道を開こうと思っているのですが、そのような異民族の首をもって立つぐらいのことをしなくてはいけないのか思うと、身震いがする次第です。
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by wanpa-blog | 2008-10-31 23:32 | あごうさとし

河合宏友の会   

饒舌な食事の会、第2回目はワンパ唯一のアンダー30、河合宏友!!
大阪よりワンパの稽古場がある京都までバイクで通っている。
そんな河合くんがオススメするお店はやはり大阪だった。
「だいたい自炊ですね。」お料理上手の河合くん。待ち合わせたのは阪急富田駅。この会がなければ、まったく関係のなかった駅だ。知らない町にいけるのもこの会の楽しみの一つだ。
ぐるっと散策してみると、ちょっと寄りたくなるような美味しそうなお店がたくさんある。とても楽しみだ。
河合宏友オススメのお店は「高崎流クリエイティブキッチン 道場」
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メニューもクリエイティブだ。
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c0144613_1541113.jpg普通のお料理もあるのだが、せっかくなのでクリエイティブなお料理を注文した。

出てきた料理にびっくり!!

「入れてしまった」を注文したのだが、写真を載せるのをはばかられるくらい危険な代物だ。
正直、放送禁止だ。

なぜここに?と思って河合くんの顔を見るとなにやら真剣に電話をしていた。
手元にはクレジットカード。
なんとなく聞いてはいけないような感じだったので、トイレに行った。
帰ってきてもまだ真剣に話していたので、写真を撮った。

c0144613_214374.jpg電話が終わり、また楽しく話し始めた。
さっきより明るい。
憑き物が落ちたような感じだ。

なにがあったんだ!!

そのことには触れず、出てくるクリエイティブな料理に突っ込みを入れながら、楽しく馬鹿話をしていたが、心の中はクレジットカードのことで頭がいっぱいであった。ただ料理はとても美味しかった。

河合くんと別れたあと、電車の中で彼が悪い意味で新聞に載らないことだけを祈った。

                       金本健吾

今回のお店
高崎流クリエイティブキッチン 道場
http://www.doujou.co.jp/index.htm
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by wanpa-blog | 2008-10-30 02:27 | 饒舌な食事の会

五条楽園外伝〜大いなる敗北編〜   

「この辺にいいカフェない?」
今も昔もよく聞かれる質問だ。「カフェ」というオシャレ単語に若干の苛つきは感じるものの、俺自身もよく口にするセリフだ。
五条楽園のど真ん中に棲んでいた頃は迷わず「efish」を薦めたものだ。
若かりし頃は「オシャレカフェ」に徹底アンチだったので(もちろんポーズで、本当は大好きだった)、勿論行ったことはなかったが、鴨川が一望できる全面ガラス窓と高瀬川を臨むオープンテラスには相当そそられていた。
かなり有名なカフェなので、それがまた俺の行く気を削いでいたのだが、ハードロックな俺とフレンチポップな店との不釣り合いが一番の障害だったと思われる。
c0144613_1275570.jpg建前は「ロックンローラーがそんなちゃらいとこに入れるか!」というものだが、実際は「私みたいなものには敷居が高すぎるであります・・・」と思っていた。それはちょうど、ヤンキーが大人しい黒髪の女に恋をしてパンパンになっていながら「あんなイモっぽい女と付き合えるか!」と言っているようなものだった。
しかし俺ももう高校生ではない。思春期は終わったのだ。
ついにヤンキーが黒髪女に告白する時が来た。

緊張で震える手をポケットにねじ込んで、うつむき加減で店内に一歩踏み込んだ。
強がった俺の体はその歪んだ心に比例して、いびつな形をしていた。
肩は力んで強張り、顔は紅潮し、膝はがくがく震え、チャックは開いていた。
だが清潔感溢れるウェイトレスはそんな俺にも優しく声をかけてくれた。
「お一人様ですか?」
「こちらの席が見晴らしが良くなっております!」
「ご注文がお決まりになりましたら、御呼びください。」
時給で働く、社会に隷属した店員の立場からすると当たり前のセリフなのだろうが、俺の心にはミントの風が吹き荒れた。恥ずかしさを隠すために毒気づいてやろうと思っていた俺の心の氷は見事に溶かされ、びしょびしょになってしまった。
「ホットコーヒーをひとつお願いします。」
実に素直になれた。
あまりの興奮に、コーヒーの味も店から見える絶景も全く覚えていないが、この満ち足りた心が総てを物語っている。
例えるなら、好きな女を初めて抱いたときのような昂りがある。(実に生々しい・・・)
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俺は店を出るなり大声で叫んでいた。
「今度はもっとうまく抱いてやるぜぇ!!!」
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by wanpa-blog | 2008-10-29 01:34 | 高杉征司

饒舌なスタッフ会議   

制作の本郷さんに引き続き、金本さんより指名を受けたのは同じく、制作の福原です。

本日は「饒舌な秘密」スタッフ会議が行われました。
演出、舞台、音響、照明、衣装、映像スタッフの皆様、そして制作チームからは私が出席。

まず、演出のあごうさんが現状の作品のプランを話し、各スタッフがそれぞれ考えているプランを共有、ディスカッションが行われました。
スタッフさんの皆様は、それぞれ並々ならぬキャリアがおありで、頼もしい方ばかり。
しかし、五条楽園歌舞練場は全員初めての現場。
しかも、いわゆる劇場とは違う施設。
テクニカル上の制限は既にあり、またこれから色々と出てくるかと思います。
でも皆さん、出来ないことよりも、今回の会場だからこと出来ること、を最大限、
し尽くすにはどうするかと、会議は“饒舌”に進みました。

制作としては、作品がいかに面白くなるかを見守りつつ、当日観に来られた方が、
無事に安全に、制作面が(いい意味で)印象に残らないよう観劇できるか、考えております。
皆さんが、舞台はああしたい、こうしたい、これはどうだ、いやできねーと話をする傍ら、
開場から開演までの流れだとか、遅れられた方の対応を
シミレーション、シミレーション、シミレーション、シミレーション。

…シミレーションしすぎで、緊張。

でもシミレーションしすぎることはない。
だってリアルの本番(試演会)まで、ひと月余りだもの。

試演会も、本公演でもお待ちしております。

※写真はなしです。
饒舌なスタッフ会議の様子は、ご想像ください。
ちなみに想像をかき立てるワードとして、マイムマイムをあげておきます。
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by wanpa-blog | 2008-10-28 18:47 | スタッフのこぼれ話

打ち入り明けて。   

こんにちは。
突然ですがこのブログ、月曜日と火曜日は劇団員以外が登場するようです。金本さんからの指名を受けた人が登場します。いつ指名されるかと気が気じゃないですね。

さて、『饒舌な秘密』が動き始めて随分立ちました。私何ぞは「やるぞ」と決めただけぐらいのときから関わらせていただいているので、もう何ヶ月経ったのかわからなくなってしまってますが、ようやく昨日「打ち入り」が盛大に催されました!
ちなみに「打ち入り」というのは「打ち上げ」の逆です。「みんな、いまからよろしくね!」の会です。全国的に通用する芝居用語かどうかはわかりません。

こうやって一堂に会すと、あらためて今回の企画の大きさと、関わってくださる人の力をビシビシと感じたのでした。高杉さんが何回も繰り返してましたが、「人の力以上に大きなものはない!」のです。やる気でました!ありがとうございます!
やる気出たので、飲んだくれてたのは見逃して下さい!

若干、日曜日の記事が上がっていないことが気がかりですが、、、気にせずアップしちゃいますね。>河合さん

よし!頑張って宣伝するぞ!!

制作(本)
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by wanpa-blog | 2008-10-27 13:07 | スタッフのこぼれ話

盛り沢山の日曜日   

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今日は日本や海外でご活躍されている内田淳子さんのワークショップを劇団員+今回客演頂く岩間さん、萩原君で受けました~!
発声のための準備段階がいかに大事かを実感!

イメージをしながら自分の体と会話していく。これがこれが!内田さんがおっしゃたイメージが驚くほどわかりやすく自分の体があらゆるところから呼吸しているのを体験しました!
3時間のワークショップでしたが、なるほど!そうか!やっているうちにすぐに終わってしまった感じです (^^)

その後は、昼休憩をはさみ今公演の稽古に入りました。

朝のワークショップの影響か自分の声が、雨上がりにかかる虹の橋のように奇麗に伸びていました。(はいはい^^;)
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写真は稽古後、稽古場でくつろいぐ客演の皆さまです!
夜は今公演の顔合わせ飲み会もあり、それまでの空き時間の談笑タイ~ムv(^0^)v

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そしてそして飲み会で~~す
今回お世話になるスタッフさんや客演さんと、公演の成功を祈ってしゃべって呑んでとにかくワイワイと酒盛りー 

今日はあれしてこれしていっぱいつまった一日でした。
試演会まであと1ヵ月半だ!がんばるぞい!

かわい
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by wanpa-blog | 2008-10-26 23:47 | 河合宏友

土曜日   

本日、土曜日は、私、山本の当番です。
これから、毎週土曜日にブログをアップすることになりました。
しかし、ワンダリングパーティーの稽古の休みは土曜日なのです。
金本氏は、毎週今公演の関係者と食事に
高杉氏は、五條楽園のご紹介をテーマに毎週アップするようです。
私は、毎週土曜日になんとなく一週間を振り返ることにしました。
しかし、今なんとなく決めたので、変わるかもしれません。

まず昨日は、
宣伝戦略について、稽古場で制作会議が行われました。

宣伝の要のチラシは、明日納品されます。
非常に楽しみです。
今回のチラシは、ワンダリングパーティー過去最高のチラシだと自負しております。
私は何もしていませんが、一片の悔いなしです。

五條楽園にて、チラシ前面の写真を撮影してくださった川村氏
チラシをデザインしてくださった竹内氏
お二方の仕事ぶりや仕事に対する姿勢に本当に刺激を受けました。
お芝居もこんな風に創って行こうと思いました。

c0144613_23291269.jpgしかし、
これからこのチラシをどう活用していくかなのです!
と、そんなこんなが話合われた会議では
これまた強力なアドバイザーにお越し頂き、助言を頂きつつ、
また、小道具から制作会議までご出席頂きご協力を頂いている
コイケ氏のお土産のお菓子を頂きつつ進められました。

どうか、「饒舌な秘密」のチラシを見かけられましたら
是非お手に取ってご覧下さいませ。
ついでにお友達等にもお渡ししたりしてみてください。

山本
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by wanpa-blog | 2008-10-25 23:35 | 山本麻貴

ザッハトルテライブ!   

今回のワンダリングパーティは、音楽をザッハトルテさんの音楽を使用させていただけることになりました!
ザッハトルテさんは、都丸智栄さん(アコーディオン)、ウエッコさん(ギター)、ヨース毛さん(チェロ)の3人で、活動されており、この音楽がとっても素晴らしいんです!
http://za-ha.hp.infoseek.co.jp/index.html
「アコーディオン、チェロ、ギターの調べでちょっぴりヨーロッパなひとときを」というコピーなんですが、私にとってはヨーロッパもこえてくるグローバルな音楽です!
フランス映画を彷彿とさせる調べではあるのですが、しかし全くセピアじゃない!
現代なんです。色んな国のエスニカルな音素が感じられる中、時折しのばされる不協和音もまた、見事に合わさっているんです。mcは非常に、やわらかい普段着なかんじなのですが、演奏の躍動はまた、ものすごく激しいのです。
しかも、聞いている内に、躍動が心の底まで振動し、忘れられていた記憶なんかもこじ開けられそうな、パワーがあります。しかもその記憶とは、私の個人の記憶のみならず、私の生まれる以前の記憶まで呼び起こされそうな、錯覚を覚えます。
起源から現在を紡ぐ音律なのです。
これは、私の勝手な感想ですので、お読みになられた方は何を言っていやがるという風にもおもわれるでしょうが、そのように感じるので、正直にかきました。
是非ライブに足をお運びくださいませ。
素晴らしい音楽演奏は、しかし、表現に余す所がありません。
ワンダリング・パーティーの公演では1月27日の公演終了後に、特別ライブを舞台でご披露いただけます。この回、おすすめでございます!
写真は西陣さらさのカフェライブです。
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by wanpa-blog | 2008-10-24 23:55 | あごうさとし

高杉征司の会   

饒舌な食事の会、記念すべき第一回は劇団代表の高杉征司!!
高杉さんは見た目酒豪ぽいが、お酒が大の苦手だ。そして甘いもの好きである。

c0144613_283750.jpg高杉征司オススメのお店は「BABY FACE PLANET'S京都」
京阪中書島駅の近く横大路の交差点を東に入ったメガドームDOSSEの中にある。
メガドームDOSSEは複合娯楽施設で高杉さんと遊び狂っていた学生時代を思い出す。久しぶりのこの雰囲気、とてもワクワクする。

「こういう所っておっさんになると足が遠のくよね。」 高杉さんの言葉通り、僕にはとても非日常的だった。

お店はとてもオシャレで中も入ると高くて広い空間があった。若い女性が多いのかと思いきや、以外にも客層は様々。

高杉さんにオススメを聞いて
ワタリガニのスパゲティ(1030円)と
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豚ばら肉のピリ辛レタスチャーハン(1030円)を注文
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出てきた量に笑みがこぼれた。  めっちゃ多い!! そして美味い。
 
c0144613_341785.jpg楽しくしゃべりながら食べていると、高杉さんが僕に質問した。
「えっ、この会は楽しく話して終わり?なんか質問とかないの?なんでこの店なん?とかブログのテーマとかないの?」

おーっと確かにそうだ。さすが高杉さん!こういう会を持つ以上テーマは必要だ。僕は普段思っていることを話して楽しく過ごせればぐらいにしか思ってなかったー。高杉さんはいつも的確に愛を持って物事を話す。
テーマは・・・・・・・。
まあテーマはこれから考えるとして、まずは第一歩、まあ、なにもしていないが大成功である。
ありがとう!高杉さん。
                       金本健吾
今回のお店
BABY FACE PLANET’S
京都府京都市伏見区横大路下三栖宮ノ後30-1 メガドームDOSSE内
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by wanpa-blog | 2008-10-23 03:28 | 饒舌な食事の会

五条楽園外伝〜甘美な誘惑編〜   

気を取り直して、再び過去へと意識を集中する。
記憶を司る大脳新皮質から間脳、果ては性欲を司る大脳旧皮質まで、そのしわの裏の裏まで隈無く詮索する。どこかにあるはずだ、あのいかがわしい「屈辱の目」の記憶が。
外は雨が降っている。はらはらと雨音が心地いい。まどろみの中で遠く聞こえるその音に聞き覚えがあった。電話の音。少しづつ近づいてくる。

「高杉さんですか?」
寝ぼけた頭がシャッキンシャッキンに冴えるほど電話の向こうの声は美人を連想させた。
「○○さんのご紹介でお電話させていただきました。」
俺に近づく人間には必ず裏がある。(裏新宿か!!)
そう思うことが最高にかっこいい!と信じていた俺は当時一介の大学生であり、勿論企みを持って近づいてくる人など皆無だった。
しかし現実はどうであれ、そう思っていた俺がすんなりその女と会おうと思ったのは、「○○さん」の名前を出されたからだ。
「○○さん」とはおれのソウルブラザーで、最も信用できる漢の一人だ。
あいつの名前を出されちゃ仕方が無い・・・
俺はむちゃくちゃおめかししていった。
トラサルディーの金の刺繍が入ったトレーナーに紫のスラックス、ジャラジャラの金のネックレスにブライアン・セッツァーもぶっとぶゴリゴリのリーゼント。
決まった! 最高にかっこいい!!!
「あいつの紹介でなければ無視だよ、無視。」
そう呟きながら家を出た。

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案の定、その女はきれいだった。
清潔でタイトなスーツ姿がさらに彼女を魅力的なものにしていた。
二人は「KANO」という喫茶店に入った。
オシャレな煉瓦作りの高瀬川を脇に見下ろせるカフェだ。
五条大橋西詰をすぐ北に上がったところにある。
「未来の自分に投資してみませんか?」
女はいきなり切り出した。
「それは今夜俺に抱かれたいということですね?」
瞬きもせず(紡木たく!!!)、まっすぐに彼女の瞳をみつめたまま答えた。
「違います。
われわれのグループには現在大企業の社長クラスの方やテレビ関係者、映画関係者などたくさんの方がご登録されています。あなたも会員になることで大きなチャンスをつかむことになるのです。この世の中コネクションです。普通に暮らしていたら一生かかっても手に入らないコネクションを買うわけです。それは未来への投資、自分に対する投資なのです。入会金は・・・」
彼女の話は半分くらいしか耳に入ってこなかった。
恥ずかしい。
実に恥ずかしい。
一刻も早くこの場から立ち去りたい。
俺の真っ赤っかになった顔を見るんじゃない!
おい、隣の席のおばさんよ。その笑いは俺に向けられたものなのか!?
店員よ、お前までにやにやしやがって!
「どうですか、高杉さん?俳優として大成したいのなら絶対に必要な投資ですよ。」
俺の恥じらいを知ってか知らいでか、彼女は同じ調子で語りかけてくる。
「俺そういうの嫌いだから・・・」
一言返すのがやっとだった。
「結局は俳優になりたいというのは本気じゃないってことですね。」
じとーっとしたへばりつくような白い目が俺を見つめた。
おうっ、この目だ!侮蔑にまみれた真っ白い目と屈辱にまみれた俺の心。
そんな目で俺を見るな。
俺の下心を見下す権利は誰にもない!

会計の際、女は「別々で。」とマスターに告げた。
立っているのがやっとの俺は先に支払いを済ませ、壁にもたれかかった。
「領収書ください。」
そう言った女がマスターに指示したのは二人分のコーヒー代だった。
貴様!俺の分のコーヒー代400円だかそこらをポッケにないないするつもりか!
なんて器の小さい女なんだ・・・
こんな女に劣情を催し、大恥をかいた俺は一体どこへ行けばうかばれるのか・・・
「穴があったら入りたい」そんなものなまぬるいわ!
穴があろうがなかろうが死んでしまいたい。
傘をさす気力もなく雨にぬれながらとぼとぼと帰宅した俺に、死ぬ気力など勿論無い。
ほどなく「○○さん」から電話があった。
「頭おかしい女に絡まれたから、お前に刺客として送り込んだから。」

ハードボイルドに生きることを諦めた21の冬だった。

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by wanpa-blog | 2008-10-22 20:55 | 高杉征司